視聴者様

去年の年末から体操の指導員として子供たちに体操を(逆上がりとか簡単なことなんだけど)教えています。今月末に発表会があるので今はそれに向けてみんなと頑張ってる所。全部で3チームあって、僕のチームは僕合わせて他の新米指導員3人で苦闘している。今回はそこで起こったお話。
指導員として子供たちと一緒に小学校でしたようなマスゲームをするとなると結構大変だということ。自分の言うことは6割ぐらいしか伝わらない、提案しても半分ぐらいは簡単に却下されてしまうのだ。その中で僕が考えたのがある程度伝わってなくても実際にどんどん動かしていったら子供達はついて来てくれるということ。限られた時間の中でモノを作らなければいけない時、多少強引にでもイニシアティブをとって進めると良いと僕は考えた。そうすることで内容を詰めていくことができるし、不要な所は削れる。何より、実際動いて子供達がこうした方がいいんじゃない?と提案してくるようになる。これは物凄くいい兆候だと僕は思う。そういう意味でも、作戦会議の時間を長くして最初から完璧に仕上げていくのでは無く、どんどん進めて随所で舵をきるのが良いのでは無いでしょうか。
でも問題は子供達だけじゃ無かったのです。それは指導員の中での意見の食い違い。これが今1番頭を悩ませています。
僕はちょっとぐらい指示が通ってなくても、大半の所で指示が通ればある程度の
カタチが出来ると思っている。ある程度のカタチの中で微妙に変えていけばいい。しかし、そのやり方が気に食わない指導員もいる。僕がどんどん進めるから、子供達は置いていかれている、どうして混乱させようとするのか。その指導員は僕とは違う考え方みたいだ。僕はそ指導日の前にあれこれとそれなりに夢想してから実際にやって修正していく。このやり方だとある程度の強引さが必要となってくる。その強引さに着いていけない子供がいるのも事実。その指導員は子どもを放りっぱなしになっていることに我慢ならないらしい。だから僕が進めていくと時々言い争い(向こうはどうやら喋り方が乱暴だから)になる。子どもを混乱させるな、放ったらかしにするな、と。でも考えてほしい、子どもを混乱させるつもりなんて無い。そしてその言い争ってる時間こそ子どもは蚊帳の外じゃないか。しかもその人はいちいち言い方が雑で、雑であるから言うことが理解出来ないときがある。それを無視されたと考えるようだ。一度僕を抜く指導員2人で一日任せた時がある。その時の進み具合は全くといって無かった。そんな事実もあるから僕は少々強引にでも進めていく必要があると考えたのだけど、どうやら理解して貰えないらしい。そして意見が通らない(説明が雑で何を言いたいのかわからない)から無視されたと被害妄想になってしまう。
恐らく僕も至らないところがあったのかもしれない。でも、なんでわかってくれないの、と言うだけなら簡単で、わかって貰えないのは自分にどこか落ち度があるかもしれないと考えるのが大人じゃないのか。理解してもらえない、ディスコミュニケーションが生じるなんて毎日至る所で起きている。そこで攻撃的にならずいかにお互い歩み寄れるかが重要なんじゃないのこれからは。全人類が歩み寄れ!なんてリベラルになるつもりはないけど、マクロなところからこういう考え方って大事だと思うな僕は。ただ文句を言って何もしない視聴者様にはなりたくないものだ。