生と死について

僕が実家で飼っている犬はもう12歳ぐらいになる。これは人間の歳で言うと、60を超えているらしい。所謂、老犬です。僕は今アメリカに留学していて、帰国が5月頃なので、当然彼とは会えない日々が続いています。

先日、実家に電話したところ、彼は最近あんまりはしゃがなくなったそう。何でも、ソファーの上からコロッと落ちた時に足の具合が悪くなったらしい。僕はそれを聞いて「ああ、もう彼とはもう長く過ごせないんだな。」と、漠然に死を考えていたら泣いていた。今朝もふと考え始めてしまい、泣いていた。

彼とは僕が小学生からの仲間だ、そして立派な家族だ。そんなことを考えていたら、「どうしてもっと遊んでやらなかったんだ。今すぐにでも抱きしめたい。」と、やり場の苛立ちや、どうしようもない願望が浮かんでは消え、浮かんでは消え、いざ、現実に目をやると、僕には何も出来ることがないという事実にぶち当たる。

どうやら僕には現実を受け入れるしか道はないらしい。ただ、今の僕に彼の死を受け入れられる器量があるかわからない。無いかもしれない。身内の「死」がこんなにも重いものだとは思わなかったからだ。


なあ、お前は本当に僕たちと一緒に過ごせて幸せだったかい?
なあ、教えてくれよ。
なあ、頼むから。

非日常

昨日ラスベガスから準地元ボルダーに帰って来ました。

しかし昨日は大雪も大雪、コロラド行きの便は30分の遅刻で済みましたが、シカゴ行きの便が3時間以上も遅れてしまい、一人の乗客が癇癪を起して警察に連行されて行くのを隣で飄々と見つめておりました。

いやー、ストレスって怖いですね。



まだ春休み中なので、せっかくだからこの思い出を風化させないように、文字に残しておこうかと思います。


〜1日目〜

11時に同じ大学の友人とボルダーを出発。

ベガスに無事到着するや否や、目の前に「何か問題でも?」と言いたげに、そこにはスロットマシーンが何台も設置されていました。さすがだぜ、ベガス。

ホテルに向かう道中、空港から街までの景色の変わりようが著しく、バス内からも楽しめました。

そしてベガスのメイン通り、ストリップ通りには、これでもかと言わんばかりに、電飾がされていて、オーシャンズ11で有名な一流ホテルのベラージオ前での噴水ショー、パリスホテル前のエッフェルタワー、NYNYホテルを一周するジェットコースター。

眠らない街とはこうゆう所を言うんだなぁと、なんともしみじみしてしもうたのであった。


そして僕らのホテル、パームズホテルは4つ星ということもあってか、VIPも時々訪れるんだとか。〇ーン5とか、ウルフマザーとかがここでライブしてたらしく、有名なHIPHOPの人も来てたのだそう。

ただでさえアメリカでアウェーなのに、このホテルの内装、客の容姿も相まって完全にドアウェーでした。

むしろ一言きっぱり

「え?w何でさっぱりしない君たちみたいなのがここに泊まるの?爆笑w」と言って欲しかったのは、頭の中の思い出だけにしておこう。


その後、プレイボーイクラブと言うなんとも如何わしいバーにドレスコードで引っかかるかどうか心配しつつも、入場料10ドルを払って行ってきました。

赤い照明の中にスーツ姿の黒人スタッフ、バニーガール達。

ドアウェー インザ ドアウェーでした。変な汗かきました。
ここまでくると社会科見学ですね。冴えない、金ない、ないないだらけの僕が行くべき場所じゃないですねあそこは。いい経験になりました。お粗末さまです。


そして、ここで引き返して次の日の為に早めに部屋に帰って就寝。



〜2日目〜


いざ、グランドキャニオンへ。

朝の6時に出発し、途中フーバーダムと言うラスベガスの歴史には外せないダムを見学。すごかった。なんかの映画かゲームに出てくるんじゃないかと思うような建造物でした。

そして、かつてのポップカルチャーが発展した主要国道、ルート66と言う旧街道に立ち寄って買い物してきました。

そこの土産屋はもともと散発屋だったらしく、有名な土産屋らしく、辺見エミリが訪ねたことがあるらしい!写真を見せてもらったんですが、写真から女優オーラが伝わって綺麗でした。すげえな。


その後ルート66を後にし、道中の景色を堪能し、いよいよ一生に一度は行ってみたいと言われるグランドキャニオンに到着。

グランドキャニオンを目の前にした人は「自分ってなんてちっぽけなんだ」と感じるみたいですが、その通りでした。

もうね、グランドキャニオンが余りにも大きすぎて自分の大きさがわからなくなって、自分という存在がスーっと地球と同化していくような、感じでした。

この日は天候も良く、五感でグランドキャニオンを見渡した時はすげぇ、としか言いようがありませんでした。恐らくこの感動は言語化できないと思います。感じるしかありませんでした。

ほぼ逝きかけました。

隣の外人さん達も「オーマイガー」の一点張りで少しおもしろかったです。



グランドキャニオン、ほんとに時間と金の余裕があれば行ってもらいたい。



グランドキャニオンを後にして、ラスベガスに戻った時は、グランドキャニオンの景色の圧倒感と、ラスベガスの街並みの圧倒感とのギャップで、なんとも言えない感覚になりました。

感情で表すなら、無です。無。なんだか理解の範疇を超えちゃったんでしょうね。ブレインクラッシュと名付けようか。



〜三日目〜


この日は朝5時に出発し、自然が生み出したアート系渓谷、アンテロープキャニオンに行ってきました。


そこはドーンと待ち構えるアッパーキャニオンと、下に潜っていくロウワーキャニオンがありました。


そこは日常生活ならまず体験することが不可能であろう、幻想的な景色が続いていました。
なんでこんな風な形に、そして岩肌に感動しました。最高でした。


ここの綺麗さもまた言葉で表現するのが難しいです。アルバムを作ったので是非そちらを見てもらいたいです。そっちの方が絶対わかりやすいです。


その後、ホースシューベンドと言われる、馬の足に着ける蹄鉄のような地形に行って来ました。

ここもただただ圧巻されるばかり。なんであんな地形が出来るの?と不思議に思うくらいに絶景でした。

周りが深さ数百メートルという断崖絶壁なのに手すりが無いので、何人かの観光客が転落死するらしいです。さすがアメリカだぜ。自己責任ってやつですね。



そしてラスベガスに戻って来てからは、海11でも有名なベラージオの噴水ショーを見学し、カジノで2ドルほどスって、ラスベガスの夜の街を堪能。就寝。


〜最終日〜

買い物へ。

ショッピングを楽しもうとするも、周りには高い店だらけ。普段古着で20ドル位で済ます庶民にはレベルが違いました。こりゃすげえや!


そして、ショッピングも済まし、近くのマッカラン国際空港へ。

この日は各地大雪だったために、飛行機のキャンセルや遅延が目立ちました。

人が混雑してる中、少し不安になりジブリに出てきそうな気の良さそうなおじさんに帰りの便があるか尋ねたところ、親切にも教えてくれました。ありがとう。ああゆうオヤジになりてえな。

そして無事デンバーに到着。
大雪、マイナス9度の中、凍傷の危機を感じながらも帰宅。ようやく充実した長い旅が終わりました。



〜総括〜


手前味噌ですが、グランドキャニオンとアンテロープは天候がいい日に見て本当に損はないです。是非20代で見て欲しいと思います。すんごいいい刺激になると思います。


ラスベガスの街はお金と時間に余裕がある時に来たらいいと思います。いかんせんこっちは大学生なので、お金も時間も限られているせいか、少し街並観光は物足りませんでした。



そして、何よりもこの旅で自分の世界が少し広がったように思います。


このグランドキャニオンとアンテロープはキャラの濃い日本人ガイドが担当していたので日本人しか参加してませんでしたが、そこでの出会いが大きかったです。


同じくアメリカに留学している子、観光が好き、写真が好きで参加していた方、あの北島康介をインタビューしたことあるカメラマンの方、そしてギャル3人。

久しぶりにザ・ギャルズを見て、嫌いとかじゃなく、嫌悪感よりも新鮮さを感じました。


ギャルズ以外は単身でしかも女一人で参加してきていました。彼女たちとは話が盛り上がり、これからもキープインタッチ出来たらいいなぁと思います。

その中の観光好き、カメラ好きの方はほんとに綺麗で魅力的な人でした。



とまあこんな感じで幕を下ろしたラスベガス3泊4日の旅でした。この旅で得たものは大きいです。他の観光地も本気で見て回りたいと思いました。


P.S.

ルーマングループが観たい!
http://blueman.jp/main.html


神戸って思ってた以上におしゃれな店が多いですね。
神戸の情報サイトhttp://www.equiv.net/


この店の服がかわいらしくて好きです。
http://www.tit-rollo.com/


写真1: 神戸のChocolat Sienneという店のカフェラテ。
写真2: 最近購入したアップリケ。ジーパンが破れて足の毛がこんにちはしているので。http://www.etsy.com/shop.php?user_id=5458010で購入。かわいらしい人形もあります。



P.S.のP.S.
Fotolife が上限に達したので、写真は来月にアップしようと思います。

ちなみに、今までの写真はこちらにありますので、是非ご覧ください。
http://f.hatena.ne.jp/house-recipe/

米国から

AZAussieの曲を紹介という倒錯している感が否めないのですが、
気にいったので。

the presetsというAZでは有名なModular Record、先日観に行ったCut Coyというエレクトリックなアーティストも所属するレーベルからの紹介です。

この曲調と声がマッチしていい感じ。

ちなみにこれがCut Copy

曲もいいですがPVもおもしろい。


と、こんな感じでヒソヒソとブログをやっていきたいと思う所存です。